そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)
定価:¥ 500
値段:¥ 500
中古価格:¥ 63
在庫状況:在庫あり

Amazonで詳細を見る!


読者の感想・レビュー(レビューを読む
被害者の声は聞こえない。
司法に乗らずに病院に隔離されることの意味は?
一番怖いのは
法律家らしい揚げ足取りな文章の羅列。
発売日:2006-10
ランキング:17572位

この商品はAmazon.co.jpで購入できます。このボタンをクリックすると、商品がカートに入ります。商品の購入決済は Amazon.co.jp にて行っていただけます。

「そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)」のレビュー・感想


【被害者の声は聞こえない。】
加害者を守ろうとする者がいる。
「加害者に非はない」という信念を持っているのなら、
何も言うことはない。
しかし、自らの評判を上げるためだけに行っているのなら、
もう人間をやめた方がいい。

被害者の声はいつもかき消される。
それでも声を出していくしかない。
小さな影響力しか持ちえていなくとも、
声を出さなければ消え去っていくだけだから。

【司法に乗らずに病院に隔離されることの意味は?】
刑法39条の問題点を突いている。それよりも,日本の刑法が明治からほとんど変わっていないことを嘆いている。

著者の家族歴からみると,両側面(加害者になりうるかもしれないこと,被害者であったこと)から当事者として考察できる環境にあり,だからこそ真剣に取り組める課題であったのだと納得。

精神疾患を持っている患者が,犯罪率が高いか低いかというのはこれからも議論される事柄だと思うが,疾患を持っているからといって裁判を受ける権利を奪われるのはいかがかという問いがなされている。また,...

【一番怖いのは】
一番怖いのは、刑法39条により無実となった殺人者が
電車で私のとなりに座っているかもしれないということではなく、
精神障害者の犯罪をマスコミが報道しないことにある。

他の方のレビューにあるように、著者はやや感情的になりすぎである。
自分の身内に精神障害者がおり、殺人事件の被害者であるということがそうさせているのだろうが、
それが免罪符とはならない。
もう少し、落ち着いて事実を淡々と書いて積み上げていくほうがより説得力を持つものになったと思う。

と...

【法律家らしい揚げ足取りな文章の羅列。】
10年の月日を取材に費やしたということは評価に値する。
しかしその月日が水の泡になってしまうような、批判と議論のすり替えの嵐。
主張をする際には必ず逆説というものが必要となる。
しかし著者は39条に対してNOの一点張りで、その理由について「NOと考える読者」「YESと考える読者」双方が納得出来る理論を展開出来ていない。
ただ被告人を無罪と処した事実に関わった人間の言葉の端々を取り上げ、なるほど法律家らしいとも言うべき揚げ足取りを行っているだけである。
39条、心神喪失者等医...